HOME > 失敗しない予備校の選び方

はじめに

はじめに
大学受験を考えている高校生や浪人生にとって、予備校選びは重要です。自分が行きたい大学に合格するために、予備校のカリキュラムはどのようなものか、通いやすいかなどを検討して、自分に合った予備校を探すことになります。

授業料や設備なども、選ぶ上でチェックして、大学受験に備えて予備校を吟味してください。

予備校は自宅近くを選ぶか駅近を選ぶか

予備校は自宅近くを選ぶか駅近を選ぶか
予備校選びのポイントとして、まず自宅の近くにあるところを選ぶか、それとも駅近を選ぶかの2つが挙げられます。
自宅近くですと、夏休みや冬休みなど、学校が休みの時でも徒歩や自転車で通学できるので、大変便利です。
一方の駅近の場合は、学校帰りにそのまま行くことができるので、授業終わりや部活後にそのまま行けるため、一旦家に帰らずに済むという便利さがあります。
自宅近くなら、学校の荷物を置いてから予備校へ行くこともできますし、時間に余裕があれば夕食を済ませてから行けるので、経済的な面では食費があまりかからないので便利です。
駅近の場合は、学校の教科書だけでなく、予備校のテキストも持っていかなければならない上に、夕飯を外食にするか、帰宅して遅くに食べるかのどちらかになるので、食費がかかったりしますが、遠方の学校まで通っている人は、わざわざ家に帰りたくないでしょう。

授業形式から予備校を選ぶ

予備校といっても、様々な授業形式があります。主に、集団授業、個別授業、映像授業の3つが挙げられます。
自分に合った授業方法を選ぶことで、勉強が捗りますし、より合格に近づくことができます。

集団授業のメリットとデメリット

集団授業のメリットとデメリット
集団授業のメリットは、やはり年間の授業料が安いことが挙げられます。大半の場合は親御さんが授業料を支払うため、なるべく安く抑えたい場合は集団授業を行っている予備校が良いでしょう。
また、色々な学校の生徒が在籍しているので、勉強仲間も出来ますし、良いライバル関係を築くことができます。
デメリットといえば、引っ込み思案な性格の生徒ですと、先生に質問しにくかったり、授業について行けずにわからないところがそのままになってしまう恐れがあります。予備校に入る時に、テストを課されるところがほとんどですので、自分に合ったクラスに入ることでその点は解消できます。

個別授業のメリットとデメリット

近年増えてきた個別指導のメリットは、講師が分からないところを丁寧に教えてくれるので、質問しやすいという点にあります。集団授業でついて行けなくなるのが嫌だという生徒には向いています。
しかし、常に1対1ではなく、講師は同時に2人以上の生徒を指導するので、他の生徒に教えている時は質問できません。
また、授業料も集団授業よりも高めに設定されているので、受験科目を全て網羅すると、かなりの金額になってしまいます。

映像授業のメリットとデメリット

映像授業は、予備校に通って、自分で衛生配信されている授業をみるというものです。学校を休んでしまって、内容が分からなくなった生徒や、自分のペースで勉強したいという生徒には向いています。好きな時に巻き戻して見られるので、重要な点をしっかりと復習できます。
授業料も集団授業より安いので、経済的にあまり余裕がない場合はおすすめです。
デメリットとしては、自己管理ができない生徒だと、ついだらけてしまったり、居眠りなどをしてしまうことがあるので、律する心がないと勉強する意味がなくなってしまいます。

フォロー体制やチューター制度の確認

それぞれの予備校には、独特のフォロー体制があり、それを売りにしているところもあります。生徒1人に担任がついて、勉強だけでなく生活での悩み事を聞いてくれたりしますし、ご家庭への連絡もこまめに行ってくれます。
チューターは、アルバイトの大学生が務めていることが多いです。講師室で控えていて、分からない点を聞いたり、入試の体験談を聞くことができるので、身近な存在と言えます。

メンタル面のフォローも重要

日本の大学受験は、一発勝負とまでは言い切れませんが、1年に1回しかないセンター試験と国公立二次試験、私立専願で合否が決まります。
受験シーズンが近づいてくるにつれ、緊張やプレッシャーが押し寄せます。合格に向けて、残す課題は何か、また強化した方が良い点はどれかなど、フォローしてくれる予備校は面倒見が良いです。

チューターがやってくれる内容とは

チューターやTA(ティーチング・アシスタント)は、だいたい大学生がやっていますが、授業とは別に、授業で分からないところを指導、添削したりしてくれます。年も近いので、話しかけやすいところが良い点です。
自分で解いても解けなかった問題を、解説してもらうこともできます。

自分が解決したい部分を探して予備校を選ぶ

例えば、国立大学の文系学部に入学したいけれども、どうしても数学だけが不得意だという生徒がいるとします。
他の教科は成績が良いけれど、数学が受験科目にあるため、その科目だけ合格ラインに持って行きたい場合は、個別授業で数学のみを受講するという方法があります。
他の教科が合格ラインなら、授業を取らずに済むので、模試やテストの結果で判断すると良いです。

苦手分野の克服のために予備校を活用する

苦手分野の克服のために予備校を活用する
先に述べた部分と重複しますが、例えば基礎的なことは理解できるけれども、発展問題になると分からなかったり、理系科目が苦手、文系科目が苦手など偏っている場合は、個別授業を選ぶか、映像授業を選ぶと良いです。
集団では、また付いていけなくなってしまう恐れがあるので、じっくり勉強できる環境を選びましょう。

試験までに予備校の授業で偏差値をあげられるかどうか

どのくらいの偏差値から、志望校へ合格できるかは、予備校の授業だけでなく、本人の努力も関係してきます。
予備校をフル活用して、学校の授業で分からなかったところを質問したり、小テストや模試で得点が低かった部分を重点的に復習して、徐々に偏差値を上げて行くことができます。偏差値はすぐに上げられるものではないですが、いつまでに、どの分野を克服するなどの計画を立てて勉強していくことが大切です。

まとめ

予備校を選ぶ際は、いくつかの予備校を見学したり、パンフレットを取り寄せて比較検討することが大切です。
入ってみて、自分に合わなかったと思わないように、授業形式やフォロー体制などを比べて、快適な学習環境を整えるようにしてください。
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